猫はお茶が好きなの?猫がお茶を飲んでしまった場合の影響は?
猫を飼っている人で、人間が飲もうとしていたお茶を猫が飲んでしまって慌てた…
という経験がある人は、多いのではないでしょうか。
一般的に、猫には水をあげる人が多いですが、猫はお茶を飲んでも大丈夫なのでしょうか?
猫にお茶をあげる事について、詳しく説明していきます。
目次
猫にお茶をあげるのは大丈夫?
結論から言うと、基本的に麦茶を少量あげる程度なら問題ありません。
猫の尿結石の原因となるとされている、マグネシウムも麦茶には含まれていますが、コップ一杯程度の量であればさほど問題はないです。
他のお茶でも大量にあげるのは良くないので、少しあげる程度にしましょう。
常用はしてはいけませんが、少しならあげても良いものは、黒豆茶やルイボスティー、タンポポ茶、麦茶、はと麦茶など。
反対に絶対に飲ませてはいけないお茶は、紅茶、緑茶、抹茶、ウーロン茶など。
あげて良いお茶とダメなお茶の基準としては、
- ミネラルに左右される病気や結石に影響しないか
- 持病やお薬を飲んでいないか
- カフェインが含まれていないか
などが関係してきます。
特にカフェインは、犬や猫などの動物では体重1kgあたり150mgで致死量となります。
この量は、一度に大量に飲まなければ命に関わらないですが、負担にはなってしまうのです。
カフェインが多いお茶で1番気をつけるのは玉露!
カフェインの危険性について説明しましたが、カフェインで1番含まれる量が多い飲み物は玉露茶。
玉露のカフェイン量は、コーヒーを上回ります。
ドリップコーヒーが一杯150mlあたり135mlに対して、玉露は150gです。
カフェインは、人間が飲んでも目が覚めたり、興奮作用があります。
体の小さな猫が摂取しないように気をつけてあげましょう。
猫にカフェインを与える危険性!カフェイン中毒になってしまう事も!
緑茶など、カフェインが含まれているものを猫が飲んでしまった場合、チョコレート中毒に似た症状(嘔吐、下痢)が出ることがあります。
万が一飲んでしまった場合は、飲んで1~2時間位で落ち着きがなくなる症状がでたりします。
尿失禁や頻尿が出たら、すぐに病院へ行くようにしましょう。
どうして猫はお茶を飲んでしまうの?
ネットなどでも、猫がお茶を飲んでしまったという体験談など非常に多いです。
猫は、元々砂漠で暮らす生き物なので、水分をがぶ飲みするという習性はありません。
小動物の体液や血液で、水分補給出来る体になっています。
冷たい飲み物を飲むという習性もなく、逆にぬるま湯を好む傾向にあります。
猫がお茶を飲んでしまうのは、ぬるくて舌触りの良いものが飲みやすいため。
それ故に、人間が飲みかけの冷めたぬるめのお茶を飲んでしまうのでしょう。
まとめ
猫がお茶を飲んでしまうのは、多く聞きますが多少のものであれば問題はありません。
量が多くなかった場合はカフェイン中毒に気をつけてしばらく様子を伺い、変化があれば病院へ連れて行くようにしましょう。