お茶は腐るって本当?!腐る理由と腐りにくい保存方法を知ろう!
お茶は、一度煮出しているから腐りにくい。
殺菌効果のあるカテキンが入っているから腐りにくい。
など、「お茶は腐らない」と思っている人は意外に多いですね。
しかし実際、お茶が腐ることは大いにあり得ます。
特に夏場は常温では長く持たず、元々腐りやすい飲み物なのですよ。
お茶はなんで腐るの?
そもそも「腐る」と言うのは、細菌が繁殖した状態です。
基本的に、雑菌が繁殖出来る環境なら、どんなものでも腐る可能性はあります。
特にお茶の場合、茶葉が非常に腐りやすく、栄養と空気中の雑菌で急須の中の残り葉は危険です!
もちろん、お茶に含まれるカテキンの殺菌、抗菌効果は非常に高い効果がありますが、茶葉の腐敗を防ぐことはできません。
煮出したおちゃであれば大丈夫、と思っている人も多いですが、実はこれも要注意!
沸騰した時点でいた最近は、確かに一度沸騰させることで死滅させる事ができます。
しかし、沸騰したお湯はカルキが抜けた状態になる為、その分菌が繁殖するには良い状態を作ってしまうのですよ。
夏のお茶が腐るサインは?
目安として、夏の常温保存ではお茶は半日~1日程で腐ってしまうと覚えておきましょう。
お茶を煮出して冷ました後は、冷蔵保存を心がけましょう。
冷蔵保存でも、1週間程で飲みきれる量を作るようにします。
また、気をつけたいのがコップに注いだお茶です。
コップに注いでゆっくり飲むタイプの人も、常温保存になるので気をつけてください。
お茶が腐ったサインとしては
- お茶や容器にヌメリがある
- お茶の色に濁りや変色がある
- 浮遊物が浮いている
- とろみが出ている
- カビが出ている など
特に、カビが出ていたり、トロミが出ているなどの分かりやすく腐っている状態のものは、腐ってしまってからだいぶ時間が経っている場合が多いです。
家族分として大きなボトルで作り置きをしている人や、コップに注いで少しづつ飲むタイプの人は、透明なボトルやコップでお茶の状態が分かりやすくしておくと良いですね。
腐らせない為の保存方法は?
お茶をより腐りにくくする為には、麦茶などの場合は水出しよりも、煮出しの方が雑菌は繁殖しにくくなります。
その後は、しっかり冷ましたら容器に入れて冷蔵庫に入れましょう。
ティーパックの場合、パックを入れっぱなしにしておくのも雑菌が増える原因になります。
好みの濃さになったら、取り出すようにしましょう。
お茶を保存する容器も、プラスチック製のものより、耐熱ガラスボトルの方がより良い状態で保存する事ができますよ。
まとめ
お茶は腐りにくいと思っている人が多いですが、煮出していても、カテキンの殺菌効果でも腐ってしまう事は十分に考えられるので気をつけましょう。
ヌメリが出ていたり、濁りや変色しているお茶は飲まないようにして下さいね。
また、茶葉も雑菌が繁殖しやすいので、急須の中に入れっぱなしにした茶葉には注意が必要です。
特に、夏場や常温保存のものは気をつけましょう。