キャンドルブッシュ茶は高い便秘解消作用。副作用にも要注意!
ダイエットや便秘の解消に良いとされているキャンドルブッシュ茶。
その危険性や副作用を知って取り扱わないと、便秘が悪化することもあります。
その成分と危険性について正しく知りましょう!
目次
キャンドルブッシュとは?
別名ゴールデンキャンドル、ハネセンナと呼ばれるアメリカ原産のマメ科の植物で、東南アジアやインドなどにも自生しています。
4m程まで垂直に伸びて、上部に黄色い花を咲かせる様子がキャンドルに見えることから「キャンドルブッシュ」と呼ばれているのですよ。
便秘解消や抗菌作用などの高い効果から、古くから民間治療薬として使われている植物です。
便秘に効く飲物として注目のダイエット茶!痩せながら便秘解消!
キャンドルブッシュ茶の成分と効果
キャンドルブッシュ茶の成分と、その効果について説明します。
スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)
活性酸素を除去してくれる効果のある酵素のことで、元々体内にある成分ですが年齢とともに減少。
キャンドルブッシュに含まれている、ポリフェノールやミネラルと共に作用して、体に不可欠な酵素の役割をしてくれます。
酵素が減ってしまうと、代謝が落ちて痩せにくくなるので、それを防ぎ痩せる体質を作ってくれます。
ケルセチン
抗酸化作用の強いポリフェノールの一種で、抗ストレス作用を持ちます。
血液サラサラ効果もありますが、一度に700mg以上の摂取は腎臓障害を起こすので注意しましょう。
また、一部の抗生物質とも相性が悪いので、必ず主治医に確認するようにして下さい。
クリソフェノール、センノシド
クリソフェノールはポリフェノールの一種であり、血液から大腸へと分泌されて腸管を刺激します。
センノシドも同じく大腸を刺激して、高い便秘解消効果のある成分です。
また、キャンドルブッシュ茶はキャベツの12倍もの食物繊維が含まれているので、便秘解消効果はとても期待出来ます。
キャンドルブッシュ茶の副作用と注意点
キャンドルブッシュ茶のクリソフェノール、センノシドの高い下剤効果が実は危険性を持つこともあります。
平成26年の1月には国民生活センターが「過剰摂取の注意」を発表しています。
独立行政法人国民生活センター「キャンドルブッシュを含む健康茶」
クリソフェノール自体はハーブの一種なのですが、センノシドに関しては下剤にも含まれている成分なので、飲む量と抽出時間にはくれぐれも注意しましょう。
また、頻繁に飲むことで内臓への負担も懸念されています。
特に腸内の善玉菌が、下剤効果で減少してしまうと体の免疫力も下がります。
他にも頻繁に飲むと、キャンドルブッシュ茶による排便効果への依存も心配です。
過剰摂取は下痢を起こすだけでなく、依存を起こしてしまうこともあり、常用すると自力での排便力が低下してしまいます。
最終的には下剤なしでは排便出来なくなる副作用もあり、長期使用により腸がダメージを受け黒ずみ動きが悪くなってしまう「大腸メラノーシス」に陥ることもあります。
下痢なしでは排便出来ないようになると、体調悪化にもつながるので容量と常用には注意しましょう。
まとめ
キャンドルブッシュ茶は、高い下剤効果はありますが、高すぎるゆえのリスクもある事を覚えておきましょう!
ダイエットや美容でお茶を利用したい場合は、成分を確認して飲むことをオススメします。
どうしても飲みたい場合は、少しづつ様子を見ながら始めましょう。